2017年のよかった漫画

2017年、アニメを観る時間が少なくなった。漫画と違ってアニメって、こう、読む(観る)テンポを強勢されるんですよね。そこも大事な表現の一つになっていると思うんですけど。アニメは全体的にそのテンポがとてもゆっくりで、最近その速さに追いつけなくなってしまった。俺は何に急いでいるのだろうか。このはな綺譚は全部観ました。

 

映画は『メッセージ』が本当に面白かったですね。打ち震えました。あと『ダンケルク』も凄い映画だった。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は最高。

 

漫画の記事なので漫画の話をします。今年もいい漫画がありましたね、あんま覚えてないんですけど。思い出しながら書いていきます。

 

 

それでも町は廻っている

それでも町は廻っている 16巻 (ヤングキングコミックス)

2017年、『それでも町は廻っている』が完結しましたね。11年間の連載だそうで、それ町は「漫画って面白いな…」と覚え始めた高校生の頃に近所の本屋で揃え始めた記憶がある。そこから色々と漫画を読むようになって、その中でそれ町は7年間ずっと繰り返し何度も読んできた。最終巻も本当にいい終わり方だった。俺の青春の一つでした。ありがとうございました。

 

 

波よ聞いてくれ

波よ聞いてくれ(4) (アフタヌーンコミックス)

この漫画も1巻が発売された2015年から話題になっていましたが、最新刊が出るたびに「本当に面白いな…」となっています。北海道のラジオ局の話なんですけど、言葉選びのセンスが尋常じゃなくて、人と仕事という題材でここまで笑えて面白い漫画を描ける人は他にいないと思う。今一番新刊が楽しみな漫画です。



・とんがり帽子のアトリエ

とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニングコミックス)

魔法を巡る王道ファンタジー。登場人物の表情や背景までペンで緻密に描き込まれていて、読んでいるとどんどんその世界に浸れるような作品です。この世界では魔法は魔法陣をペンで描くことで発動するんですけど、じゃあもうこの漫画自体が魔法じゃん、という気持ちになる。今一番新刊が楽しみな漫画です。

 

 

ゴールデンゴールド

ゴールデンゴールド(1) (モーニングコミックス)

刻刻』の作者の方の最新作です。いま3巻まで出てます。この漫画は主人公の少女が孤島で地蔵のような人形を拾ったところから始まるんですが、今までの日常だと思っていたところに突然訪れる奇怪でゾクッとする瞬間、たまらないですね。触れてはいけない民俗的なタブーの奥深くにどんどん踏み入ってしまうように、ページをめくる手が止まらない。今一番新刊が楽しみな漫画です。

 

 

人形の国

人形の国(1) (シリウスコミックス)

弐瓶勉最新作。言うことなしです。白い世界に浮かび上がる黒のコントラスト、美しいですよね。あとヒロインがかわいい!バイオメガ最高!一番好きなBLAMEです!

 

 

少女終末旅行

少女終末旅行 1 (BUNCH COMICS)

廃墟の中をケッテンクラートでひた走る少女たちの漫画です。2017年、アニメ化もされましたね。緻密な建物と機構の描画の線がとても心地よい。線で描かれた漫画は本当に好きだ。哲学、と言うと安っぽい表現で嫌なんですが、穏やかな考え方が流れているいい作品です。

 

 

ゆるキャン△

ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

とても好きな漫画です。読んでいると焚き火の匂いがしてくるような、美味そうな料理の匂いがしてくるような。冬にキャンプをしたくなる。あとキャンプ小物を買いたくなる。キャンプっていいですよね。

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これはキャンプじゃないですが、富士山頂で飲んだコーヒーの写真です。すげえ美味しかったです。自慢です。

 

 

・放課後ていぼう日誌

放課後ていぼう日誌 1 (ヤングチャンピオン烈コミックス)

アウトドア繋がりで、こちらは釣りの漫画です。釣りにハマっていく主人公の女の子がとてもいいですね。あの魚がバイトした瞬間のシビビ!という感覚。俺は釣りが好きなんですけど、この作品には釣りの楽しさが詰まっていて、即ちこの作品が好きです。絵柄もとても好きです。さっきから好きしか言ってねえな。

 

 

・ななかさんの印税生活入門

ななかさんの印税生活入門 (1) (まんがタイムKRコミックス)

印税で生活せんと目論む主人公の女の子が他の女の子たちの力を借りて印税で生活せんと目論むお話なんですが、ネタのナンセンスさがとてもいい塩梅で好きです。よくこんな面白い例えネタが思いつくな、と笑いながら読んでいます。

 

 

・まちカドまぞく

まちカドまぞく (1) (まんがタイムKRコミックス)

まんがタイムきららで一番好きな4コマ作品です。めちゃくちゃ面白い。まぞくになってしまった主人公と魔法少女の仁義ありし戦いの漫画です。一コマ一コマに凝縮された台詞とギャグが怒涛のように可愛いイラストと一緒に流れてきます。なのに感動してしまう話もあり、不意打ちをくらって何度か泣きました。オススメです。

 

 

・はんどすたんど!

はんどすたんど! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)

個人的に本当にツボな漫画です。同人誌を買っていたくらい好きな作者さんの作品です。表紙の女の子が主人公な体操部の漫画なんですけど、彼女はここから一切表情が変わりません。キャラの空気感とギャグのバランス感覚がすごい。体操部だけに。



・上野さんは不器用

上野さんは不器用 1 (ヤングアニマルコミックス)

天才女子高生で科学部部長の上野さんが、部員の田中に発明品を使ってアプローチする漫画です。ワードとギャグのセンスと、あと尋常ではないフェチをひしひしと感じる。思わずテンポよく読み進めてしまう面白さがある。すごい好きです。

 

 

スペシャ

スペシャル (2) (トーチコミックス)

文脈の統合性が狂っているようで緊密に合わさっているような気がする、そんな世界観が絶妙な台詞回しで成り立っている作品です。漫画としての文体が独特で、そこが魅力で引き込まれるように読んでしまいました。続きがとても気になる。

 


・ふらいんぐういっち

ふらいんぐうぃっち(6) (週刊少年マガジンコミックス)

永遠に読みたい。

 

 

全部思い出せてない気がする。思い出したら追記します。人に漫画を貸しすぎてて本棚がスカスカなのは気のせいだろうか。

来年は『刻刻』も『封神演義』もアニメ化するらしいので楽しみですね。

体操部だけに、は忘れてください。