一人暮らしには気をつけようの話

もうすぐ春です。
春と言えば新しい一年の始まり、そして季節外れのインフルエンザです。病院に行くと鼻に綿棒を突っ込まれます。

この春から一人暮らしを始めるという方もいるでしょう。僕は一人暮らしが三年目に突入しようとしています。お互いの母親が旧知の仲である友達から「俺の母親から聞いたけど、お前の母さんがお前に彼女できる気配がないことを嘆いていたらしいぞ」と言われました。いよいよ一人暮らしも板についてきた気がします。

そんな僕が一人暮らしを始めたら気をつけたほうがいいことを忘備録代わりにランキング形式で書いていこうと思います。インフルエンザで暇なので。

それではいきます、一人暮らしを始めたらまず初めにこれに気をつけろ!ベスト3!


第3位【空港に財布を忘れるな】

4月某日、空港で借りたレンタカーに乗り、母親の運転で新居までやってきました。荷ほどきを少しばかり手伝ってもらい、家具がベッドとダンボールだけの部屋で「じゃ私は帰るから」「はーい」と空港へと帰っていく母親の背中を見送った2時間後にかかってきた電話は「あなたの財布が空港にあります」というものでした。
受け取りに行こうにもバスに乗るお金がありません。財布が空港にあるので。
着払いで送ってもらおうと考えましたが、受け取りの際に荷物から財布を取り出してお金を払うということは出来ないそうです。宅配ピザを頼んでお金を払う前にピザを食べることは出来ないのだ。
送られてきた荷物の箱の中に財布が入っていてその財布が無ければお金が払えず財布が受け取れない、これがシュレーディンガーの財布。
絶望の中で日が沈み、それでもお腹は減るのですが、食べるものがありません。財布が空港にあるので。
その日は月が綺麗でした。

まあなんとかしました。


第2位【割れた卵をオムライスにして食べるな】

一人暮らしを始めたらまず誰しもが通る道、それが自炊です。
食べたい料理を決めてからスーパーで食材を全て買い揃えるという自炊レベル1のスライムみたいな買い物を終え、城(一人暮らしを始めると自分の家が城に思えてくる)に帰ってくると、卵がほぼ全て割れていました。
しかしそこで僕は慌てることなく慌てて米を炊き、割れた卵を全て溶き卵にして半熟のオムライスを作り、食べた翌日に食中毒になりました。
大学は始まったばかりで講義の進め方などのオリエンテーションが行われる中、家で吐き、僕は食中毒になったことを伝える友達もおらず、家で吐き、冷たいトイレにうずくまり「便座カバーを買おう」と決意しました。未だに便座カバーは買っていません。

まあなんとか治りました。


第1位【ヤカンを火にかけたまま昼寝するな】

聞いたことない警告音で目が覚めると、キッチンから『水蒸気が焦げた臭い』という嗅いだことのない臭いがしました。



オマケ
お金がない一人暮らしでもできる娯楽
【電子レンジ蒸しタオル】
電子レンジに水を絞ったタオルを入れてあたためると蒸しタオルができます。気持ちいいです。


おわり