ハイボールを買って帰る方法についての考察

コンビニで缶のハイボールを買って帰る。

 

わざわざ袋を貰う程でもないな、と袋を断ってリュックに入れようとして気付く。

さっき買った本が裸で入っている。

 

本を濡らしたくねえ。

袋の偉大さを知る。

 

けどコンビニ袋に商品が一つだけ入ってる感じは本当に無駄な気がする。

資源の無駄という話ではなく、手の把持リソースの無駄という話です。

一つの手に対して一つの商品なら間に袋をかませる必要ないじゃん。

 

缶のハイボールを素のまま持って歩く。

 

ふと、いまの状況は金曜日だからって仕事終わりに酒を飲みながら帰ってる人間に見えるのではないか、と思う。

いや見られてもいいけど。この辺りに知り合いいないし。

 

あ、缶を逆さに持てば「開いてないですよ、ただ持ってるだけですよ」という雰囲気を醸せるのでは、と考えて缶を逆さに持つ。

 

これなら飲みながら帰ってる人には思われないだろう。そんな中、ふと思う。

 

飲み干した感がすごい。

 

これは仕事終わりに角ハイボール濃いめを飲み干して帰ってる人じゃん。

足取りがフラフラなのは元からだわ。

 

こんなの人に見られたらどうすんだよ。

いや見られてもいいけど。この辺りに友達いないし。

 

もう飲んじゃおうかな。

 

飲んだ。

 

うまい。

 

おわり