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ネットカフェに泊まろう

先日、東京に行ったときに二日間ネットカフェに泊まりました。

理由は安いからと、あと飲み物が飲み放題だったので。

 

夏の水分補給は大事。コミケ開場前に並んでいるとき僕の斜め後ろで倒れた女の人を見てそう思いました。担架で運ばれていく彼女のカバンについた缶バッジの男キャラを横目で見送りながら、ああ、あなたのことは忘れない、あなたの分まで私は戦おう、とそんなことを思った人がいたかどうか。僕は目の前に広がる人を見て「列の縦幅より横幅が広いものを果たして列と呼んでいいんだろうか」とか日光で麻痺した脳で考えてました。列というよりは壁に近い。

 

コミケに行ってきました。

 コミケは本を描いてる人に直接会えるのでいいと思う。この人がこういう本を描いてるのか、僕の好きな作家さんはこういう人なのか、っていうのはとても楽しい。こんな綺麗な女性がこんなにエロい絵を描くのかよ、と外見に漏れ出ない人間の精神世界の底知れなさを感じる。「一冊ください」と言う。「ありがとうございます!」と渡される本を「ありがとうございます!」と言いながら受け取る。このワンシーンだけでACのCMを一本作れると思いますね。無理だ。

コミケは高校の文化祭』などというようなツイートを見かけて、なるほど確かにと思いました。外の世間から切り離された時間というか世界というか、雰囲気が高校の文化祭にそっくりで、三日目の終わり(コミケは三日間ある)に一本締めをするスタッフなんかは文化祭をやり遂げた高校生に似ていて、文化祭の高校生はコミケのスタッフに似ていて、ああ、俺たちは文化祭が大好きなのだ、と思いました。僕は高校の文化祭で焼きそば係をヤンキーに押し付けられて焼きそばを売りました。知らない後輩に焼き方が上手いと褒められた。

 

ネットカフェに泊まっている間、コミケで買った色々なもの(エッチな本など)は新宿のロッカーに置いておきました。一日目に増えた荷物をロッカーにしまい、二日目にさらに増えた荷物をロッカーにしまい、三日目に全ての荷物を取り出し友達の家に向かう。なんと完璧な計画。

(一日目の)重い荷物+(二日目の)重い荷物+(三日目の)重い荷物=めっちゃ重い荷物

頭の中でこんな式を思い浮かべてたんですけど、実際は

重い荷物+重い荷物+重い荷物=持てない

こうでした。助けを求める人もいない新宿のロッカーの前で「都会は孤独…」と思い知る。

これはコンピューターと人間の思考の違いだと思うんですけど、コンピューターは特定の数値を超えた時に初めて「持てない」と認識を切り替えることができるのであって、明確な数値がないと判断することができない。漠然とした事象に対応できないので、人間のように大きな荷物を見て「なんか持てなさそう…」と切り替えることができない。僕は人間ではなかったのか…早く人間になりたい…。

 

コミケのような創作の場に行くたびに「うおお…俺も何かを創りてえ…」ってなるんですが、創りだす術を持たないので今思いつくままにこうやって文章を書いてみたんですけど、文章に中身が無さすぎる。中身の無い文章を書き続ける人をヘチマブロガーって呼ぶのはどうですか。中身の無いツイートをし続ける人はヘチマツイッタラーって感じで。このままではだめだ、術と中身を見につけるしかない。エッチな本を描く全ての人に幸あれ。

 

あとネットカフェに泊まるときは目隠しはあった方がいいと思いました。