コミティアと好きな漫画と好きなことの話を聞くのが好きな話
コミティアっていうのは、簡単に言うと同人誌の即売会で、描き手の人が直接読み手の人に自分の描いた同人誌を売る場所、野菜の直売所みたいなものですね。108は開催回数で、僕が行ったのは第108回コミティアっていうことです。歴史が長い。似たようなイベントにはコミケ(コミックマーケット)なんかがあったり。
選挙権パンチと引き換えにairbagのデモ音源を手に入れました pic.twitter.com/5uKlaZudbE
— ろはる (@road_Loharu) 2014, 5月 5
こう言ってますけど、実際は差し入れたコーラを掲げてめっちゃ笑顔で「楽しんでる〜!?」って言われたし、僕はエロ同人の入った袋を掲げて「楽しんでるぜ〜!」みたいなやりとりをしました。選挙権パンチとはなんだったのか。
airbag - Right here, right now. - YouTube
これは貰ったデモ音源の中で僕が一番好きな曲です。めちゃくちゃカッコいいな…。airbagの音楽は一言で言うなら"重厚で繊細"という感じで、洋楽的というか、今の日本に足りない"静と動"を持ったバンドだと思う。全然音楽に詳しくないのにそれっぽく「洋楽的」とか言っちゃったけど。まあ百聞は一見に如かずと言いますし、airbagの主催ライブが下北沢で6/27にあるので、少しでも興味を持った人はライブに行こう!ってブログに書こうとしてたんですけど、書こうと思ってたらもう6/27になってました。俺の日付感覚は死んでしまった。次もライブあると思うのでその時はぜひ。airbagの音源はここで聴くことができるらしいです→airbag
話はコミティアに戻ります。僕がコミティアに行った大きな目的の一つに、panpanyaさんのブースに行くというのがありました。
さっきもポスター貼りましたけど、緻密に描き込まれた背景にくっきり浮かび上がって佇む素朴で皮肉的で優しい登場人物(+α(犬とか))が織り成す世界観の雰囲気がとてもいい。この独特な世界観にハマる人はとことんハマると思います。当たり前だと思っていた日常の世界の中に突然現れる非日常な世界を見たとき心に浮かぶ、知らない住宅街に迷い込んだ時のような感覚だったり、不思議な夢を見ているような感覚だったり、どこか懐かしいような感覚だったり。そして、そんな非日常な世界からきちんと元の世界に連れて帰ってくれて、読了後には心地よい余韻と、少し寂しいような気持ちになります。これは前にツイッターでも言いましたけど、僕が一番好きなのは「魚の話」という喋る魚の話で、4ページと短いんですけど、ハッとするようなシニカルなオチに思わずフフッと笑ってしまいます。同じく「足摺り水族館」という短編集も面白いのでオススメです。なんだかどこからか得てきた表現を切り貼りしたような感想になってしまうな…これはもう本を読むしかない。エロ同人を捨てよ、本を読もう(絶対に捨てません)。
panpanyaさんのブース(panpanyaさんは今回は同人誌ではなく、無料でブックカバーを配っていました)の他にも色んな人のブースに行って同人誌を買ったんですけど、そのたびに「作品すごく好きです!」「応援してます!」などと一方的に言って逃げてきました。さっき描き手と読み手の交流〜とか言いましたけど、感想を一方的に投げつけるこれは果たして交流と言えるのか。僕は交流が下手クソだ。でも普段応援してる人に「応援してます!」と言えたのはよかったと思う。
なんだか説明書みたいな長文になってしまいましたけど、つまり何が言いたいかというと、コミティアめちゃめちゃ楽しかったです。今回は巡るサークルを事前に調べてなくて当日バタバタしてしまったので、次行った時はゆっくり巡りたいですね。そろそろ温泉に行く予定を立てようと思う。